先見経済10月号寄稿「まったなし!オンラインとオフラインの融合」

 

次世代小売業への架け橋 第7回

テーマ:待ったなし!オンラインとオフラインの融合

 デジタルトランスフォーメーション(DX)を理解する

アフターコロナ・ウィズコロナ時代に向けて、あらゆる分野でデジタル化がすすめられていますが、最近はデジタルトランスフォーメーション(以降DXと呼ぶ)と言われることを耳にするようになりました。DXとは、経済産業省の「DXを推進するためのガイドライン」によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されています。
小売流通の分野でもこのDXに多くの企業が取り組んでいますが、これは小売流通のみならず製造やその他の分野においても対岸の出来事ではなく、ビジネスをはじめ、社会全体に関わる潮流として動き始めています。新型コロナの影響により私たちの生活にも大きな影響をあたえるとともに、今後生活する上でも深く関係してくることです。今回は、DXを理解するとともに、これから取り組む上での留意点などを述べて行きます。

待ったなし!オンラインとオフラインの融合